言葉
誰かが落ち込んでいる時、皆さんならなんて声を掛けますか⁇
私は昔から失敗が多いです…。
失敗する度臆病になり、何かに挑戦するのに怯えています。
「また同じ失敗を繰り返したくない。」
「失敗したら周りからなんて言われるだろう?」
「駄目な人って思われているのかな?」
なんて、口には出さないですが心の中では思っています。
失敗を恐れて、何にも挑戦しなくなり楽しみも減るのがオチです。
そんなこと言われなくとも分かっています。
よく「失敗は成功のもと」とか「失敗しない人間なんて、この世に存在しない。」「失敗を次に生かせろ」といった言葉を掛けられますが、そりゃあそうなのかもしれないです。
誰もがいろんなことで失敗して学んでいる。
しかし、それは絶対に全ての人とは限りません。
人にはそれぞれ耐え切れる限度があります。
その人にとっては小ちゃい失敗かもしれませんが、この人にとっては人生に関わるくらいの大きな失敗かもしれません。
第三者はその人の気持ちを理解できているつもりでも、それはなかなか難しいことでしょう。
例え同じ失敗でも、その人の精神的なダメージにもよります。
そんな人に、理解しているつもりで励ましの言葉を掛けたとき、その言葉1つでどう気持ちが変わるかも人それぞれです。
私は昔から失敗しても「全然平気」「何も心配ないよ」と、あまり周りには心配をかけたくないと言う気持ちから、強がってしまうことがありました。
内心は全然平気ではなく、今にも潰れてしまいそうな心を必死に保ちながら、出来るだけ笑顔で振る舞いそんなにショックは受けていないように見せていました。
ですが、長年付き合っている友達や一番身近である家族にはお見通しのようです。
普段通り振る舞っていても「やっぱりいつもと何か違うな?」とか、表情に出さないようにしているつもりでも「顔を見たら分かる」と見抜かれてしまいます。
そして私はとにかく頑固です。頭が硬いんです。
だから、どれだけ慰めや励ましの言葉で「大丈夫、誰にでも失敗はある!」「終わったことやし、先のこと考えて頑張り!」など声を掛けてくれても、もちろん心底有り難い気持ちでいっぱいです。
だからと言って、すぐに立ち直れる訳がないんです。
私は、私がやりたいと心に決めやった事が失敗ばかりで、結局続かない。自分には向いていない。といったショックがかなり大きいのです。
簡単には片付けれません。例え小さな失敗でもいつまでも根に持ってしまい、結局次に進めずにいたり。また次失敗するのが怖くて、やりたかった事を諦めてしまったりもします。
自分が、どうしてもやりたいと思った事を諦めるのは簡単じゃないです。
「そんなに簡単に諦めてしまうくらいなら、最初からそこまで本気ではなかったんだ。」と身内に言われた事がありますが、そうではないのです。
私にしか分からないこの臆病な気持ちを知らないから、そう言うのでしょう。
それに、私は人一倍プライドが高いです。
やると決めたことは、必ずやり遂げたいし一番上に立って輝きたいとも思います。
なのでかなり厄介な性格でしょう。
なおさら、励ましの言葉などは通用しないんです。
少しでも私を理解してくれているであろう身内や心を許せる友人にでさえ、私のショックから抜け出す方法を見つけるのは難しいでしょうに、あまりお互いを知らない人からの言葉というのは、私はどうにも受け入れ難いです。(申し訳ないですが。)
味わった事がないこの気持ちを「大丈夫」「〜になら出来る」とか、何を知ってそのような言葉を掛けているのかと疑問に思います。
何が大丈夫なんでしょう⁇
やっても出来なかったのに、なぜ出来るって言い切れるんでしょう⁇
私は自分の落ちてしまった気持ちは、静かな空間の中で徐々に自分を落ち着かせ、本調子に戻していくタイプです。
私は性格上、人の言葉をあまりにも簡単に受け止めてしまいがちです。
そのせいで変にポジティブ思考な部分が多々あります。
しかし、それが原因で同じ失敗も繰り返してしまうということもありました。結局失敗して傷つくのは自分です。周りは気持ちを汲んだ上で言ってくれている言葉でしょうが「人はなんとでも言える」と言いますが、それも一理あります。
結局失敗した時、自分の周りで本当に手を差し伸べてくれる人は何人いるでしょうか?
それはもう片手の指だけで数えれるくらいでしょう。
だからといって、何も声を掛けないのもそれはそれで「冷たい」とか「感情が薄い」など悪い印象も与えてしまうこともありますね。
なら結局どうしたらいいの?ってなりますよね。
しかし私のように、「性格が頑固でわがままでプライドが高すぎる」という人が全てではないです。
だから、とりあえずはその人がどのように落ち込んでしまっているのか、その人がどんな言葉を求めているのかを探り声を掛けてるのがベストですね!
むやみやたらに励ましや慰めの言葉を掛けるだけでは、かえっていい印象にはならないのではないでしょうか?
それに、なんて声をかければいいか分からない時でも、とりあえず隣で居てくれるだけで、それだけで少しは気持ちが晴れることもあるでしょう。
その人の話を聞くだけでも「この人は私の話を真面目に聞いてくれている」が、「この人なら理解してくれている」に変わるかもしれませんしね。
私は友達が落ち込んだりして、話を聞いている時すごく悩んでしまいます。
なんて声をかければいいのか、私には経験のしたことのないことだからどう言えばいいのかと。
適当に掛けてしまった言葉ひとつで、その人が立ち直る事ができないほどに傷つけてしまう可能性もあります。
言葉とは凄く難しいですね。
受け止める側の気持ちをしっかり考えて言葉を発しないと、肉体的暴力はかなり痛いでしょうが、言葉の暴力は一生心に残る傷だと思います。
私も昔から言葉遣いが荒いと周りからよく注意されますし、たくさん喧嘩にもなりました。
そんなつもりがなかったとは言え、言ってしまったことに変わりはないのですから。
私はそれから言葉遣いを気をつけるようにしました。
お互いが話していて気持ちの良い言葉の使い方をしたいと思いました。自分だけでなく相手のことまで考えて。
最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^